次回の書籍は、
キミが信頼されないのは話が「ズレてる」だけなんだ
横山 信弘 (著)
です。
「話が長い」「脱線する」「何を言いたいかわからない」など、「仕事で避けたい話し方」をやめるコツを紹介するのが本書。誰もがやりがちな、ぼんやり話したり、聞いたりする点を直し、仕事で正確かつ円滑にコミュニケーションを取るための「上手な聞き方」「確認の仕方」「質問の仕方」「話の展開の仕方」などを4コマ漫画を交えてわかりやすく具体的に紹介します。
【目次】
1章 〈知らぬ間に、信頼を失っていた!?〉
こんな話し方、していませんか?2章 〈まずは「相手の話」「指示」をちゃんと聞く〉
この「聞き方」で、返事がズレない3章 〈「認識のズレ」をなくす〉
この「確認」が必要だった!4章 〈話が長く、脱線しやすい人は〉
もっと丁寧に話そう5章 〈「わかってるね!」と評価が上がる〉
「ダメな質問」「すべき質問」はコレだ!6章 〈キーパーソン、重要な人から信頼を勝ち取れる!〉
ひとつ上の話し方●皆、会話のズレに悩んでいる!
「会話の途中で遮られる」
「指示があいまいで、どうしていいかわからない」
「話をしていると、『アレッ?』という顔をされる」
「言われた通りにしたのに『ちゃんと話を聞いてる?』と言われる」これらは、200~300人が集まるオンラインセミナーで、
「職場でストレスを感じることは何か? 」
と尋ねたとき、若手社員から上がってきた主なコメントだ。一方、組織マネジャーからは、以下の3つ。
「聞く姿勢がなっていない」「枝葉の話にすり替えられる」「認識のズレが多い」いかがだろう。思い当たることはあるだろうか。
若手からベテランまで、寄せられた悩みの圧倒的多数が「会話のズレ」に関することなのだ。たしかに「ズレ」の問題は深刻だ。職場の会話がズレてしまうと、日頃の業務にも支障が出る。
それが、お客様との会話で起きれば、なおさら問題は大きくなる。お互いの信頼関係にヒビが入り、成果を出すことは到底望めない。それでは、どうしたらいいのだろうか?
解決策は、シンプルだ。「確認グセ」「話し方」「質問の方法」を学べばいい。いずれもスグできて効果的だ。会話がズレる原因はさまざまある。
主な原因は、相手がぼんやりと話すからだ。「前提」を省略したり、あいまいな表現を使うせいで、返事もズレてしまうのだ。
だからこそ、有用なのが「確認すること」である。
ひと言確認するだけで、話の焦点が絞られ、何に対して、どう返事をすればいいのかがわかるのだ。これにより、「的外れ」な返事をすることはなくなる。
この他、長々と話して脱線したり、聞きもらしや思い込みのために「ズレた返事」をしたりしてしまう人もいるだろう。こうした人には本書の「聞き方」をオススメする。いずれも肝は「確認」である。「確認のタイミング」を知り、話し方をちょっと見直せば、話がズレることはなくなる。
トークスキルを磨くより、はるかにカンタンで、実践しやすい。本書では、スグできて効果が出やすい「42の方法」を紹介している。
いずれも、長年コンサルタントの現場で使い、お客様と瞬時に信頼関係を結んだり、本音を引き出したりするうえで、有用なコミュニケーションスキルをベースにしている。本書で紹介するコツを身につければ、日々の会話ストレスがグンと減ることは間違いない。
話がズレて「わかってないな」と思われる状態から一転して、
「わかってるね!」と言われるようになり、仕事がサクサク進み出す。
職場の人間関係が俄然良くなり、お客様から「キミには、つい本音を話しちゃうな」と言われるようになる。
さらにキーパーソンや重要な人物からも、絶大な信頼を勝ち取れるようになるはずだ。